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「ラ・トゥール渋谷神南」最上階の眺望からわかること

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代々木公園と明治神宮を臨む

東京の魅力のひとつに、「都心における緑豊かな景観」が挙げられる。皇居、赤坂御所、新宿御苑、そして明治神宮および代々木公園等である。超高層(タワー)マンションは、比較的駅の近くや湾岸エリアに立ちやすく、上記ような広大な緑地を目の前にして暮らす住居は稀となる。したがって、タワーならずとも希少立地に数えられ、価格においても周辺相場から隔絶した設定にもなりやすい。

今般取材した「ラ・トゥール渋谷神南」は、代々木公園と明治神宮を臨む高台に立地する。最上階リビングダイニングルームからの眺望が下の画像だ。

最上階からの眺め

住空間の作り方

見事な眺望もさることながら、ここで空間づくりにおける不動産価値の可能性について触れてみたい。立地の価値を引き上げる「建物の作り方について」である。上の画像を撮影した向きをあらわした間取りが下図。柱のないコーナーサッシュ、雁行した居室、ビューバス。エントランスから一直線に続くリビング入口の扉は、ゲストに最短時間で絶景を届ける計らい。じつに「住空間の隅々にまで眺望の価値付けを徹底した」間取りである。

130-Gタイプ 130.28m2(39.40坪)22階
130-Gタイプ 130.28m2(39.40坪) 22階

プランニングについていえば、柱を上手く配置し、居室を極力整形に仕上げている点や収納の場所やサイズ、ライフスタイルを意識した2トイレ等ラグジュアリーレジデンスの実績の豊富さが随所に感じられる。

眺望価値を最大化する技術

「ラ・トゥール」は、住友不動産が所有、運営する高級賃貸シリーズである。同社は、分譲マンションにおいて業界大手のなかでも「建物デザインに対する基礎的なコンセプトの統一性を保持する」代表的なデベロッパーといえる。具体的には、外観デザインへのこだわり、エントランス空間へのこだわりだ。

典型例として、タワー物件等の外装に採用するガラスカーテンウォールがある。これは外観デザインのみならず、居住者にとって高層住宅ならではの魅力である「眺望という価値を最大化する有効な手法」として位置づけているから。つまり、外観デザインにおける“資産価値に対する優位性”と高層住宅の魅力を引き上げ“居住性を高める”双方のソリューションに「ガラスカーテンウォール」をひとつの解とし、徹底しているのである。

「ラ・トゥール」シリーズにもそれが受け継がれ、「ラ・トゥール渋谷神南」では、その特徴的な立地が住友不動産の手によって価値の最大化が図られたといえる。

マスターベッドルームからの眺め

物件概要
名称:ラ・トゥール渋谷神南
所在地:渋谷区神南1丁目
交通:JR山手線「原宿」駅徒歩9分、同「渋谷」駅徒歩10分
敷地面積:234.47坪
建物規模:地上22階建て、地下1階建て
総戸数:54戸
専有面積:73.68m2~130.28m2
間取り:2LDK
設計:大成建設
施工:大成建設
竣工:2019年1月


現地案内図(取材協力:住友不動産)


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