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2019年ヒット商品②プラウド恵比寿ヒルサイドガーデン

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名実ともにランクを上げた街

 住みたい街ランキングの類において、「恵比寿」はもはや常勝といえる。低地に広がる飲食、雑貨、アパレルの店舗。渋谷と代官山に程近く、それらより顧客ターゲットを少し年齢層を高く設定することで棲み分けができているようだ。

 高台地は住宅街が広がるが、独自性を発揮するのが「恵比寿ガーデンプレイス」の存在である。オフィス、住居、ホテル、デパート、会員制スポーツクラブ。都心における複合再開発の走りともいえるプロジェクトは、地名由来である「ビール工場」の跡地であった。ランドマークの沿革をして、街の発展を解説することが出来る。

 イメージもさることながら、実際の利便性も「JR山手線のなかでも飛躍的に高まった駅」といえる。埼京線延伸や湘南新宿ライン、りんかい線と相互乗り入れの要所なり、利用価値を高める源泉となった。その影響が住宅価格に及ぼし、好立地の案件は驚くような値段に跳ね上がったのである。

②「プラウド恵比寿ヒルサイドガーデン」全88戸

HP公開日:2018/8/3
集客開始日:2018/11/3
完売日:2019/11/18
総反響数:約6,500件
総来場数:約1,100件
顧客属性
・来場者:会社員35%、会社役員20%、オーナー経営者20%、医師10%、その他15%
・契約者:会社員18%、会社役員20%、オーナー経営者30%、医師8%、その他24%

分譲平均坪単価:約900万円
分譲価格:1億1,749万円~7億8,000万円

上記データ提供:野村不動産

「プラウド恵比寿ヒルサイドガーデン」現地
2019年11月26日撮影

残された広大な土地

 現地は国家公務員宿舎跡地である。駅から向かうと、現地の奥には広大な敷地面積を有する「防衛装備庁 艦艇装備研究所」がある。戦後は進駐軍駐屯地「エビスキャンプ」と呼ばれ、オーストラリア軍を主とするイギリス連邦軍が滞在していた。ここに開発がかかると周囲の環境は相当変わるだろう。

 かつて敷地の中には、「三田用水」が通っていて用水路が新茶屋坂通り上空を渡っていた。新茶屋坂通りは以前はさえない景色だったが、今では改善され良好な景観になったといえるのではないだろうか。「渋谷~五反田」間を走るバスルートであるが、なぜかバス停の名称は「茶屋坂」のままである。


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