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PLAN(間取)

参考になる間取り#17「東京シーサウスブランファーレ」

更新日:

視点を変える「段差」

1LDK+WIC/119.08m2
1LDK+WIC/119.08m2

 ユニバーサルデザインの浸透は、住まいのバリアフリーを急速に促した。昨今の新築マンションにいたっては、玄関さえフルフラットが珍しくない。しかし、どうだろう。段差がもたらすプラスの側面まで忘れてしまってはいないだろうか。
 上の図面は「東京シーサウスブランファーレ」。その名の通り、湾岸エリアのタワーマンションだ。「どうしたら、シーサイドビューを満喫できるか?」つくり手の意識はえてして下(海)に向かうが、じつは「上(空)への開放感をいかに享受するか」も超高層ならではの大事なポイント。そこでこの間取りは、立脚点(視点)を下げ、視界を縦に広げた。具体的にはリビングに「円形のピット(掘り下げスペース)」を設け、床に座って過ごす空間に仕上げたのである。隙間の大きな二重床だと解釈すると良いだろう。段差の利点は、様々な場面にいかされている。例えば、キッチンの床も十数センチ下げ、テーブルに座る人と料理を作る人の目線を近づけた。玄関における30センチ弱の高低差は靴の着脱に便利。
 かつてどの家でも見かけた縁側。内でもなく外でもない微妙な「間」は、日向ぼっこを楽しんだり、ご近所との気軽な交流の場にうってつけのスペースであった。が、それも「あの高さ」があったからこそ。玄関の上がり框に上等な無垢材を用いれば、家自体が醸し出す質感がグッと増すだろう。
段差がもたらす使い勝手や設えは、振り返ってみれば、空間を工夫する有効な手段だったことが窺い知れる。万人共通の仕様としては向かないが、豊かな暮らしにつながる引き出しのひとつであることに変わりはないだろう。

快適なタワーライフを送るために考案されたアイデア

タワーマンションの角部屋は、柱と柱を結ぶ線で斜めにカットされるケースもあり、効率よく家具を置けない場合が少なくない。そこで床を少し外に押し出すことで、デメリットを低減。窓ガラスの組み合わせでも、通風を確保しながら人の視界に配慮した張り方であることが一目瞭然だ。

港区港南。JR山手線「品川」駅から徒歩12分。東京モノレール「天王洲アイル」駅から徒歩9分。巨大な2層の筒で建物を構成する「ダブルチューブ工法」を採用。可変性に優れ、居住空間における柱や梁の出を抑えるメリットがある。地上36階地下1階建て。総戸数373戸。設計・施工・分譲、鹿島建設。2004年竣工。

p>「住み替えやリフォームの参考になるマンションの間取り」(『都心に住む』by SUUMO連載を再編)より抜粋しました。

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