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「中古マンション購入前の必須チェックポイント14選:私が物件評価レポートを作りながら常々思っていたこと」

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マイホームの購入は、多くの人にとって人生最大級の買い物です。だからこそ、決断の直面まで「この物件を買って本当に大丈夫だろうか?」という不安は尽きません。ネットや営業担当者から得られる情報だけでは判断が難しく、「もっと冷静に、客観的に物件を見極めたい」と感じる方も多いと思います。

こうした悩みに応えるために、はじめたサービスが、専門家の視点で物件を多角的に分析・評価する「物件評価レポート」です。これまで100件を超える評価レポートを作成してきましたが、その過程で感じたことは、「購入判断において不可欠な要点を見逃していないか?」ということです。立地や価格の見方、対峙する不動産会社との関係性。さらには建物の維持管理や災害リスク、売却時の資産価値。そして、家族構成やライフスタイルの将来における適合性まで――「購入後に後悔しないために見るべき視点」は実に多岐にわたります。

そこで、この記事では私が過去のレポート作成の中で「特に重要」と感じ、繰り返しチェックしつつ「そもそも、この視点を持っていたら…」と思う14の項目を紹介します。これらは「理想の住まい」を探すすべての方に共通する“確認すべき本質的なポイント”といっても過言ではありません。

物件評価レポートとは?

物件評価レポートは、購入検討中の物件に対して「本当に買っても問題ないか?」という疑問や不安に応えるため、第三者である専門家が公的資料や現地情報、各種データをもとに多角的に評価し、メリットとリスクに分け、推奨度を示すサービスです。購入希望者のプロフィールや購入目的、不安な点をヒアリングしたうえで、個別にカスタマイズした内容となるため、一般的な物件評価情報では得られない気づきや判断材料が得ることができると考えています。さらには、今後の物件検討の際にも役立つノウハウやスキルを学んでもらいたい、との思いを込めています。


中古マンション購入時の必須チェック項目14

「中古マンション購入時に必ず確認してほしい14項目」は以下の通りです

  1. 売却理由
    その物件がなぜ売りに出されたのか。売主の事情や背景に問題がないかを確認します。
  2. 長期修繕計画書
    建物の将来的なメンテナンス計画が明確かどうか。また、定期的に更新されているかどうか。
  3. 修繕積立金のシミュレーション
    将来的に値上げや一時金徴収のリスクがないかを確認します。
  4. 工事履歴(特に大規模修繕)
    これまでどんな修繕工事が行われてきたか。予算外の突発的な工事があった場合は、それが根本的な問題を孕んでいるケースもありえます。
  5. 管理に関する重要事項調査報告書
    管理組合の運営状況やトラブルの有無などを確認し、管理の質を見極めます。
  6. ハザード情報
    水害や土砂災害などのリスクがないか、ハザードポータルマップで確認すると同時に将来的な気候変動も想定して判断要素に加えます。
  7. 地盤情報
    地形や地質、液状化リスク、地震時の揺れやすさなど地盤に関わる情報を調べます。
  8. 企業情報
    分譲主、設計会社、施工会社、管理会社の信頼性や実績を調べます。
  9. 仲介会社の立ち位置
    売主との関係や物件への理解度を確認し、偏りのない情報が得られているかを見極めます。
  10. 登記簿謄本
    所有権や抵当権など従前に気になる項目がないか、必要に応じて確認します。
  11. 取引履歴・周辺の先行成約事例
    直近の売買事例や周辺相場と比較し、価格の妥当性を判断します。
  12. 賃料相場
    収益性の観点で、妥当な価格かどうかを見極める際の参考にします。
  13. 都市計画(用途地域・建築規制)
    建築制限を調べ、街並みの理解と将来的なリスクを把握します。
  14. 5年後・10年後の世帯状況と間取り
    将来の家族構成やライフスタイルの変化に物件が対応できるどうか、ストレスが生じる可能性について考えます。


項目の優先順位と個別性

これら14項目は、実際にレポートを作成する中で「重要だと感じた場面が多い順番」で挙げています。ただし、実際の優先順位は購入者の事情や物件ごとに異なります。購入理由や重視ポイント、家族構成、立地、築年数、階数、売主や管理会社の特徴などによって、その重みづけも大きく変わるため、あくまで参考として「自分なりの優先順位」を整理しておくことが大切です。

レポート作成の流れと利用者の声

物件評価レポートは、依頼者のプロフィールや購入目的、不安点をヒアリングし、公的資料や現地情報をもとに多面的に評価します。メリットとリスクを分かりやすく整理し、最終的に「推奨度」を5段階(非常に弱い・弱い・ニュートラル・強い・非常に強い)で提示します。

利用者からは、

・利害関係のないプロの意見が得られ、冷静な判断ができた

・自分では気づけないリスクや視点を知ることができた

・評価が数値化されていて説得力がある

といった高い満足度の声が寄せられています。


さらに深いチェックポイントや最新情報

より詳細なチェックポイントや最新の市況分析はメンバーシップ限定動画や有料記事で解説しています。レポートの累計実績や推奨度の割合、エリア別の傾向なども“「物件評価レポート」累計実績100件、推奨度5段階の割合を公開します” 記事で公開しており、物件評価レポートの依頼を検討されている方には参考になると思います。


まとめ

今回紹介した14項目を参考に、書類やネットを活用してしっかり調査し、納得のいく住まい選びを心がけてください。


※この記事は一部AIを活用して作成しています。


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