東京都「人口推計」によると、2021年11月1日時点で23区人口は40,340人減少。これは長期的な住宅需要の低迷を呼ぶかもしれません。
※一部、数値を修正しました。(2021年12月21日午後12:31)
11月時点で、4万人超減
東京都一極集中といわれた、都市への人口流入はコロナ前まではたしかに顕著でした。例えば23区であれば
2018年は、90,676人増加
2019年は、83,785人増加
と、8万人超が都心部に流入超過をもたらしていました。ところが、コロナで
2020年は、3,349人増加にとどまり、
2021年は、11月1日時点の段階で40,340人の減少に陥っています。
減少分は日本人が8割弱
コロナで都市部の人口が減少に転じた当初は、入国制限のある外国人に限られていました。ところが、2021年に入って日本人の減少が常態化してきました。ちなみに11月(10月移動分)は、7,918人減ったうち、約77.9%が日本人(6,166人)です。
減少数では「江戸川区」、減少率では「目黒区」がトップ
2021年、日本人減少が多かった区の上位7つは、
江戸川区 -3635
大田区 -2543
世田谷区 -1992
目黒区 -1971
杉並区 -1492
品川区 -1402
豊島区 -1196
同じく、日本人減少率が(年初の日本人人口比で)高かった区の上位7つは、
目黒区 -0.7243%
江戸川区 -0.5513%
豊島区 -0.4585%
大田区 -0.3584%
品川区 -0.3567%
北区 -0.3155%
杉並区 -0.2680%
ちなみに目黒区は、流入数が最も多い4月を除き、すべての月で日本人人口が減少している唯一の区です。
■参考動画
【都心マンションの資産価値に、不都合な2つのデータ】
https://youtu.be/73NHeazXUfw