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新型コロナウイルスは、23区人口動態へも影響を及ぼしたか?

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大都市圏の住宅需要は、おもに人口流入が支えてきた。その最たるが首都圏である。新型コロナウイルスによる不動産市場への影響が注目されるなか、本丸東京都への人口変動について、確認してみたい。

4月度、人口減少に陥った区

昨日、東京都は4月度の人口統計を発表。それによれば、新宿区と荒川区の人口が減少に転じた。下のグラフは、東京23区の3月から4月の人口増減をあらわしたものである。

人口が減少となったのは、
・新宿区: -295人
・荒川区: -30人 

人口の増加が顕著だったのは、
・大田区:+3662人
・世田谷区:+3500人
・江東区:+2787人

23区トータルでは、前月(3月)から25,793人の増加であった。

例年の3→4月を比較

下のグラフは、2018年、2019年、2020年における「東京23区別3月から4月の人口増減」をまとめたものである。

2020年に前年または前々年と比較して減少が大きかったのは、
・新宿区
・荒川区 
・豊島区
・豊島区
等が顕著と思われ、

2020年に前年または前々年と比較して比較的増加が大きかったのは、
・江東区
・目黒区
・足立区
・大田区
・世田谷区
・品川区
等が挙げられよう。

そもそも外国人はどれくらい?

下のグラフは、2020年4月時点の東京23区別の外国人人口数をあらわしたものである。

外国人人口が多い順に、
・新宿区:40,219人
・江戸川区:37,769人
・足立区:34,226人
・江東区:31,366人
・板橋区:28,437人
・豊島区:28,177 人

東京23区内において、もっとも外国人人口の多い新宿区が人口減少になったのは、外国人が急減したことが要因の一つかもしれない。引き続き人口動態については動向を注目したい。


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