+3.天板はシームレス
キッチンや洗面など水を使う場所は、汚れが広がりやすく、お手入れの手間、清潔感、長期利用後の色の変化と大小さまざまなトラブルに発展しがちな場所だといえます。最近ではオープンスペースのキッチンが主流でもあり、その意味でもキッチンにはインテリア空間の一部としての役割も担っています。天然石かどうか、重厚感はあるかといったところに意識が向かいがちですが、まずはシームレスであることが第一ではないかと思っています。ここは意見が分かれるところかもしれませんので、絶対と鵜呑みにしないでください。ご自身で調べ、ご自身に合った最適解を見つけてください。
以前、天板は空間の質感にこれほど影響を与えるのかと思った経験があります。そのマンションは玄関収納、洗面、トイレ、キッチンの天板に分厚い無垢の石を端から端まで渡していました。洗面やトイレはボール部分をくり抜いた格好です。下の画像がそれです。一見、普通に見えるかもしれませんがトイレでこれだけの長さ・厚さの石を使うのは珍しいと思います。
石や木、鉄、布。素材の質で空間は変わります。見た目だけでなく、「長きにわたって品質・機能・デザインを考慮」することは家づくりの理想ではないでしょうか。
参考サイト:モデルルームでチェックすべき7つのこと