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参考になる間取り#28「パークコート赤坂 ザ タワー」

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先端に居るということ

3LDK/128.73m2

ニューヨークや上海、あるいはドバイといった先進の都市空間は、個性的な形をした超高層建築物の集まりそのものが街のカラーであるのに対し、東京は四角い似た形状が多くを占めるため、見る者に特色を抱かせにくい。耐震性の確保など固有の事情が背景にあるようだ。
だが、ロケーションの象徴たり得るビルはある。代表として挙げられるのは「六本木ヒルズ」や「愛宕ヒルズ」の建物群。マンション単体でいえば木をモチーフにした「元麻布ヒルズ」が該当するだろう。そして、真上からみたときに二等辺三角形の形をした大規模タワーマンションが2棟存在する。「品川Ⅴタワー」と「パークコート赤坂ザタワー」である。ともに三角の鋭角に尖った先が、南の方角を指している。
上掲は「パークコート赤坂ザタワー」における、その先端部の間取り。
リビングダイニングに入った瞬間の不思議な感覚は何とも表現しにくい。船の先端に立っているような気分。数多のタワーを見てきたが、同じような感想を持った空間はなかった。
住戸としては悩ましい形をしているが、主寝室は家具を置きやすく、洗面室や浴室の広さにもゆとりがあって高級レジデンスの要素を十分に備えている。キッチンのコンロの位置に注目してほしい。壁側に置くのが多いのに対してこれは逆。この位置なら料理をふるまうホストとその間手持無沙汰になりがちなゲストとの会話が成立しやすく、何より調理しながら眺望を楽しめる。見事なパノラマの景色と心地よい時間。形がもたらす効用は外観ばかりではない。

都心の眺望をパノラマで楽しむ

現地は、都心部にあって比較的閑静である。公開空地の緑も多く、好環境な住宅街だ。ところが上層階からの眺めは、都心のタワーマンションそのもの。先端の部屋は都会の上空を浮遊しているような感覚さえ覚える。この地上の印象とのギャップも特徴のひとつ。

港区赤坂。千代田線「赤坂」駅から徒歩8分。国道246号線(青山通り)から少し南に入った「薬研坂」に立つ。大京や三菱地所など大手デベロッパーの第1号マンションが立ち並ぶ「分譲マンション発祥の地」ともいえるエリアの一画。地上43階建て、総戸数521戸。分譲は三井不動産レジデンシャル。施工は大成建設。2009年竣工。

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