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参考になる間取り#9「パークマンション代官山」

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曖昧さが生む豊かな時間

2LDK+CL+WIC+SicUt/132.52m2
2LDK+CL+WIC+SicUt/132.52m2

「この空間は、何をするところ?」と、一見無駄に思えるスペース。地価の高い場所では、やや縁遠いかもしれない。都心のマンションは、明確な目的を有した場所の集まりだ。食事をする、寝る、来客の応対をするといったように、暮らしに欠かせない要素だけで構成されているのが一般的。
 しかし、生活様式のなかにおいては、いたって曖昧な役目しか持たない空間が、結果として日常に深くかかわる場面も珍しいことではない。よく例えられるものに縁側がある。通りがかったご近所とのコミュニケーションの場にもなれば、冬の陽だまりは天然の床暖房に。ちょっとしたゆとりが、贅沢な時間を育むのだ。
 上の間取りは「パークマンション代官山」130Aタイプ。高級マンションとしては、決して特別な広さを有しているわけではない。が、あえて設けた「コージーリビング」や周囲をぐるっと囲んだ「ユーティリティテラス」に注目。ともすれば、主寝室の隣は収納付きの書斎が機能的だったかもしれない。眺めを優先するならば、バルコニーのある上階の住戸を選択するのが無難だろう。しかし、ガス暖炉の用意された「コージーリビング」では、代官山という都心にあって、リゾートさながらの気分を味わえるだろうし、奥行きのある「ユーティリティテラス」なら、アウトドアなテーブルセッティングも十分可能になるだろう。
この家は、季節や時間、あるいは天候によって、居心地の良い場所が入れ替わるという面白さを秘めている。もし、それが実感できないとしたなら、それは住み手自身に、遊び心が足りないのかも?

冬の到来が待ち遠しい、とっておきの空間

暖炉の前で何をするでもなく、ボーっと炎を眺めている…そんな経験が一度でもあれば、きっと自宅で実現したい夢のひとつになるだろう。冬だけとは限らない。これだけの畳数が確保され、天井埋め込み型エアコンも装備されていれば、もちろん年中快適だ。

渋谷区猿楽町。東急東横線「代官山」駅より徒歩4分。駅近ならではの人混みが、ちょうど途切れた閑静な住宅街。割肌の淡い色調のタイルと大きなガラス面で構成された外観が、街の景観によくなじんでいる。地上4階地下2階建て、総戸数10戸。分譲は三井不動産レジデンシャル。設計施工は鹿島建設。2008年竣工。

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