「麻布十番」駅1分、約2.5ha複合開発

本日(2020年9月18日)、三井不動産レジデンシャルは2件の再開発プロジェクトを発表。
1件目は、地下鉄南北線他「麻布十番」駅と「パークコート麻布十番 ザ タワー」の間に位置する、「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」である。
約2.5haの敷地に、超高層含む3棟(44階建て・29階建て他)約1,450戸の共同住宅(マンション)に、オフィスや店舗が入居する建物、公園などを一体開発する。
「区画道路」整備により防災強化を図る
現地は、区画の小さな老朽化した建物や幅員の狭い道、区域の西側を流れる古川の浸水リスク、古川と高架(首都高)により麻布十番エリアとの分断等が課題であった。再開発で街区の再編、区画道路の整備に小山橋の架け替え、親水広場や公園の整備により、隣接地域を含めた回遊性の高い街づくりと防災強化の実現を図る。
経緯と今後のスケジュール
・1994年7月「三田小山町第3・5地区市街地再開発事業準備組合」設立
・2016年6月 都市計画決定
・2020年9月9日 都が「三田小山町西地区市街地再開発組合」設立認可
・2023年6月 工事着工予定
・2027年 竣工予定
開発事業者は、三井不動産レジデンシャル、日鉄興和不動産、三菱地所レジデンス、首都圏不燃公社。
「中野駅前」約2.0ha、マンション約720戸

2件目は、JR総武・中央線他「中野」駅西側、「中野セントラルパーク」とJR線の間に位置する「囲町東地区第一種市街地再開発事業」である。
所在地は中野区中野4丁目、区域面積は約4.0ha、延床面積は約121,100m2、主な用途は住宅(分譲予定 約720戸)、オフィス、商業施設。今後の予定は2021年度本体着工予定、2024年度竣工予定。
都心または主要駅前の高度利用は、まだまだ継続しそうだ。
【参考サイト】
東京都都市整備局「都市づくりのグランドデザイン」