
昨日は、森ビル主催の記者懇親会に参加した。一昨年は「虎ノ門ヒルズ」、昨年は「GINZASIX」、今年は「六本木ヒルズ」森タワー51階。毎年同社施設を巡回している。冒頭、河野取締役常務執行役員の挨拶&乾杯後、電動スクリーンが開放、夜景一望の演出だ。
会場周囲には展示コーナーが設けられ、近くに行くと担当者が説明をする。今回は「虎ノ門ヒルズと周辺プロジェクトをVR体験」「お台場デジタルアーツ」「アカデミーヒルズスクール」で話を聞く。各々興味深かったが、最も情報の質量が高いと感じたのは「VR体験」である。このようなシチュエーションでは最適な企画と思えた。
「虎ノ門ヒルズ」着工は2011年4月。東京五輪2020や日比谷線新駅も何も決まっていなかった。同時並行で物事が進む中、果たして新しく建つビルやマンション、交通機関はどのような動線・接続になるのか。それをVRで端的に理解できる。

「虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」は地上54階地下4階建て、約550戸の超高層マンションである。分譲マンション、賃貸マンション、サービスアパートメントが混合。上掲パースからもわかるように、地上52階建て、高さ247m(現時点で「ミッドタウン東京」に次いで高い)「虎ノ門ヒルズ」に迫る背丈で、マンション最高峰となる予定だ。
「虎ノ門ヒルズ」をハブとして駅、タワーマンション、ビジネスタワーは歩行者専用デッキでつながっている。それらの様子がVRで視覚的に理解できた。日本語がわからない人もこれを見れば十分だろう。VR制作は内製だそうだ。

不動産業界メディア・調査機関のとある社長と「虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」の分譲価格の話になった。その後、森ビル役員や広報室の方ともその話をした。
「元麻布ヒルズ」や「六本木ヒルズレジデンス」の取引相場の変遷は同社が一番熟知しているはずだ。「アークヒルズ仙石山レジデンス」や「虎ノ門ヒルズレジデンス」では経済環境や政策のマンション市場に与える影響の大きさを実感しただろう。昨今の訪日外国人急増による影響も最も把握できる立ち位置にいる。そして何より、デベロッパーのなかでも「世界都市における東京の位置付け」を強く意識している1社であること。「虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」がどのような相場を形成するのか、注目は高まるばかりだ。(パース画像はすべて「森ビル」提供)
参考サイト:タワーマンションを検討するとき、私ならここを見る。
2020年5月1日追記
下のツイートは2019年11月時点での情報を元に発信。その後、コロナ禍で市況は大きく変わると予想される。販売活動が延期されることも十分考えられる。
水面下で活発?条件良い角は@3,000万円位いってほしい。
「虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」の分譲価格 https://t.co/iUEULEva9w #注目マンション2019 @tousinojiさんから— マンション売り時/買い時 (@ienoji) November 8, 2019
「虎ノ門ヒルズ」の地価動向を動画で解説しました↓
■参考動画:都心で「地価が3倍」になった場所は?