最後の一等地「うめきた2期」が始動
本日(2020年3月25日)三菱地所は、同社を代表企業とする「(仮称)うめきた2期地区開発事業」が大阪市計画審議会にて都市計画案が審議され、都市計画決定の見込みとなったことを発表した。

このプロジェクトでは「みどりとイノベーションの融合拠点」をまちづくりの方針としている。先行の「グランフロント大阪」の実績を生かし、先を見据えたまちづくりが期待される。上掲のパースでも中央部の緑地が目立つ。

用途別概要
大阪駅に近い「南街区」と「北街区」で構成。主な用途は以下の通り。
【南街区】
■賃貸棟
西棟:ホテル(2,28-38F スーパーラグジュアリーホテル)
オフィス(6-27F 総貸室面積:90,000m2)
MICE(4F 大ホール、小ホール、会議室)
商業(B1-3F 賑わいを創出すつ商業施設)
東棟:ホテル(5F-27F ビジネスから観光まで幅広く対応)
オフィス(5-17F 総貸室面積:19,000m2)
都市型スパ(3-4F 健康増進施設)
商業(B1-2F 西棟と合わせた店舗面積:12,500m2)
■分譲棟
約600戸のハイグレード都市型住宅
【北街区】
■賃貸棟
ホテル(10-25F ライフスタイルホテル)
中核機能(3-9F 新産業創出・産学官民交流施設)
商業(1-2F 店舗面積:3,000m2)
■分譲棟
約600戸のハイグレード都市型住宅
超高層マンションは、51階建て・47階建て
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分譲マンション2棟は、いずれも超高層マンションである。南街区が51階建て、北街区が47階建て。上のパースでは、南街区が右、北街区は左。両端に位置するのが「それ(分譲タワーマンション)」である。
それぞれ600戸だから、計1,200戸。
近年、駅前再開発のタワー型分譲マンションは周辺相場より3割~5割ほど高くても人気を博するが、このプロジェクトに関しては極端な話、全国から注目を集めそうだ。駅前再開発の不動産がなぜ資産価値が高いかは、こちらのnote記事をご参考に。
うめきた1期「グランフロント大阪オーナーズタワー」は、専有面積:89.83㎡~300.10㎡、販売価格:8,350万円~41,500万円、最多販売価格帯:14,000万円台(8戸:1,000万円単位)、販売戸数:47戸、総戸数/525戸 であった。
■今後のスケジュール
2020年4月 都市計画決定
2020年度下期 民間宅地着工(南街区、北街区)
2024年度夏頃 先行まちびらき(一部民間宅地および一部都市公園)
2027年度 うめきた2期地区全体開業(民間宅地および都市公園)