上掲のグラフは、東日本不動産流通機構発表「中古マンションレポート」のなかの首都圏における「成約、新規登録、在庫」の築年数推移である。
2008年1月以降、各折れ線グラフは右肩上がりを継続しているが、成約と新規登録はその差が拡大しつつあるようだ。12年1ヵ月を経て、それぞれの数値の違いをまとめてみる。
成約築年数は、12年1ヵ月で「約5.2年」加算
首都圏の成約物件の築年数は、2008年1月「16.5年」だったが、2020年2月では「21.71年」になった。12年1か月で、約5.2年加算された。
新規登録築年数は、12年1か月で「約9.0年」加算
首都圏の新規登録物件の築年数は、2008年1月「17.31年」だったが、2020年2月では「26.3年」になった。12年1か月で、約9年加算された。
在庫築年数は、12年1か月で「約8.0年」加算
首都圏の在庫物件の築年数は、2008年1月「17.13年」だったが、2020年2月では「25.17年」になった。12年1ヵ月で、約8年加算された。
成約と新規登録の差は、12年1か月で「約3.8年」加算
成約物件と新規登録物件の築年数の差は、2008年1月「約0.8年」だったが、2020年2月では「約4.6年」に拡大した。12年1か月で、約3.8年加算された。
成約物件と在庫物件の築年数の差は、2008年1月「約0.6年」だったが、2020年2月では「約3.5年」に拡大した。12年1か月で、約2.9年加算された。
成約と新規登録、および成約と在庫の築年数は拡大傾向にあるようだ。
明日は、東京都のデータを抽出し、傾向の違いを確認してみる。