地所レジ「再開発、地方でも」
2019年1月23日、三菱地所レジデンスは「千住 ザ・タワー」モデルルームにて記者発表会を行った。冒頭、同社 街開発事業部 グループ長 奥木吉香氏は、通常のマンション開発プロジェクトにくらべ、再開発事業は「街全体の価値を引き上げる効果が高いという観点からも、取り組む価値を見い出している」とし、今後再開発事業や建て替え案件でマンション事業全体の3割程度を維持し、さらには「地方にも機会を求めていく」と方針を述べた。
駅徒歩3分、旧街道沿いのタワー
「千住 ザ・タワー」は、「北千住」駅徒歩3分、地上30階建て地下1階建て、全184戸のタワーマンションである。地上1階には「ラウンジ」「集会室」「店舗」が、地上2階には「多目的室」「子育て支援施設」「店舗」が、地上3階には「駐輪場」を設ける。住居は4-30階となり、最上階は地権者の割り当てで、分譲は29階部分までとなる。間取りは1R~3LDK。専有面積は25.20m2~110.24m2。
現地は「千住本町商店街」に面するが、この通りは旧日光街道である。
区画割の傾向として、南北に走る商店街に接する間口にくらべ、奥行きが長い敷地が多い。この特性は「千住 ザ・タワー」にも共通し、そのプラスの効用として「超高層マンションの割には、南向き住戸が多く(比率にして総戸数の7割超)」「角住戸またはワイドスパンの住戸比率が9割超」をもたらした。
分譲坪単価「@300万円台後半」
「駅近」「再開発」といった昨今人気のキーワードに加え、上記の恵まれた住戸構成、さらには商店街ではあるものの比較的低層部から開放感が得られることから、分譲価格は坪単価にして「@300万円台後半になる予定」だそう。1月26日からモデルルームグランドオープン、第1期販売は3月上旬を予定している。販売戸数は現時点では未定。
2018年8月28日より広告をはじめ、問い合わせ件数は約3,300件。2018年12月より開始した事前反響者向けのモデルルーム内覧会来場者件数が累計で600件超。来場者の傾向として足立区在住者が6割を占め、年齢層は幅広く、投資目的、セカンドハウス用途も散見されるという。