月島3丁目北地区市街地再開発組合は、敷地面積約1.2haに超高層建物を含む再開発事業を着工(2022年10月20日)したと発表した。参画するデベロッパーは住友不動産、東京建物、大和ハウス工業、首都圏不燃建築公社である。
現地は「月島もんじゃストリート」(正式名称は「西仲通り商店街」)に面する一画である。

主だった経緯は以下の通り
2011年3月(平成23年)再開発準備組合設立
2018年12月(平成30年)都市計画決定
2020年8月(令和2年)再開発組合設立
2022年10月(令和4年)着工
2026年(令和8年)竣工予定
再開発はA街区、B-1街区、B-2街区の3街区から構成される。敷地面積はそれぞれ10,076m2、1054m2、882m2でA街区が9割を占めるが、ここに地上58階建て、高さ約199m、総戸数1,285戸のタワーマンションが建設される。住宅はB-2街区にも56戸(地上7階建て)、B-1街区には障がい者グループホームなど(地上6階建て)が設けられる。

何階建てからタワーマンションと呼ぶか明確な決まりはないが、ポータルサイト等では「20階建て以上」と設定される場合が一般的であろう。建築基準法上は「高さ60m以上を超高層建築物」に分類するが、これら2つは同等の水準とみなして良い。つまり、20階建て≒高さ60mを世間ではタワマンという。
今般リリースされたプロジェクトは、高さ199mであるから、最も低いタワマンの3倍以上もの高さを有することになる。総戸数1,000戸超も(専有面積にもよるが)巨大スケールだ。

ちなみに同じ臨海地区における総戸数1,000以上の超大規模マンションと比較すると、
■パークタワー晴海:48階建て、総戸数1,076戸
■ブランズタワー豊洲:48階建て、総戸数1,152戸
■勝どきザタワー:53階建て、総戸数1,420戸
■パークタワー勝どきミッド:45階建て、総戸数1,101戸
■パークタワー勝どきサウス:58階建て、総戸数1,685戸
また、現地のすぐ近くに「月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業(2026年完成予定):地上50階建て、総戸数720戸」も予定している。この他にも計画があり、臨海地区のタワマンラッシュはまだまだ続きそうだ。