地区別ワースト3
昨日に続き、今日は「東日本大震災時における千葉県地区別中古マンション市況」を振り返る。下表は2011年~2012年における「成約単価前年同月比」「在庫件数前年同月比」ワースト3(データ出典:東日本不動産流通機構)。
2011-2012 | 成約単価前年比 | 在庫件数前年比 |
総武地区ワースト1 | -16.9 | 43.8 |
総武地区ワースト2 | -16.3 | 41.1 |
総武地区ワースト3 | -15.2 | 39.5 |
常磐地区地区ワースト1 | -14.4 | 65.8 |
常磐地区地区ワースト2 | -13.0 | 62.1 |
常磐地区地区ワースト3 | -12.5 | 60.1 |
千葉市ワースト1 | -14.8 | 47.4 |
千葉市ワースト2 | -14.2 | 45.5 |
千葉市ワースト3 | -11.9 | 45.0 |
相場に最も影響を受けた「総武地区」
単価下落の大きかった順に、
総武地区:-15~-17%
常磐地区:-13~-14%
千葉市:-12~-15%
在庫件数の伸びは、軒並み+40~+65%程度の高い数値を記録。
東京都の成約単価下落は、「城西地区:-12~-15%」が、同じく埼玉県では「東部地区:-13~-24%」と「さいたま市:-12~-17%」が上位であり、千葉県はすべての地区がこれらに匹敵する。
リーマンショック時との違い
リーマンショック時は、
常磐地区:-11~-20%
総武地区:-12~-15%
千葉市:-13~-14%
リーマンショック時と東日本大震災時の落ち込みを地区別で比べると
総武地区:リーマンショック時<東日本大震災時
常磐地区:リーマンショック時≧東日本大震災時
千葉市:リーマンショック時≦東日本大震災時
東京都、埼玉県、千葉県で
「リーマンショック時のほうが成約単価の下落が大きかった(又は同等)」
地区は、以下の通り。
都心3区:リーマンショック時>東日本大震災時
城東地区:リーマンショック時>東日本大震災時
城南地区:リーマンショック時>東日本大震災時
城北地区:リーマンショック時>東日本大震災時
多摩地区:リーマンショック時≧東日本大震災時
さいたま市:リーマンショック時>東日本大震災時
中央地区:リーマンショック時>東日本大震災時
常磐地区:リーマンショック時≧東日本大震災時
「東日本大震災時のほうが成約単価の下落が大きかった(又は同等)」地区は、以下の通り。
西部地区:リーマンショック時≦東日本大震災時
東部地区:リーマンショック時≦東日本大震災時
総武地区:リーマンショック時<東日本大震災時
千葉市:リーマンショック時≦東日本大震災時
いずれも同程度だった地区は、以下の通り。
城西地区:リーマンショック時≒東日本大震災時