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中古マンション 千葉県 市況

千葉県地区別「東日本大震災」時の下落幅

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地区別ワースト3

昨日に続き、今日は「東日本大震災時における千葉県地区別中古マンション市況」を振り返る。下表は2011年~2012年における「成約単価前年同月比」「在庫件数前年同月比」ワースト3(データ出典:東日本不動産流通機構)。

2011-2012成約単価前年比在庫件数前年比
総武地区ワースト1-16.943.8
総武地区ワースト2-16.341.1
総武地区ワースト3-15.239.5
常磐地区地区ワースト1-14.465.8
常磐地区地区ワースト2-13.062.1
常磐地区地区ワースト3-12.560.1
千葉市ワースト1-14.847.4
千葉市ワースト2-14.245.5
千葉市ワースト3-11.945.0

相場に最も影響を受けた「総武地区」

単価下落の大きかった順に、

総武地区:-15~-17%
常磐地区:-13~-14%
千葉市:-12~-15%

在庫件数の伸びは、軒並み+40~+65%程度の高い数値を記録。

千葉県地区別2011-2012データ
千葉県地区別2011-2012データ

東京都の成約単価下落は、「城西地区:-12~-15%」が、同じく埼玉県では「東部地区:-13~-24%」と「さいたま市:-12~-17%」が上位であり、千葉県はすべての地区がこれらに匹敵する。

リーマンショック時との違い

リーマンショック時は、

常磐地区:-11~-20%
総武地区:-12~-15%
千葉市:-13~-14%

リーマンショック時と東日本大震災時の落ち込みを地区別で比べると

総武地区:リーマンショック時<東日本大震災時
常磐地区:リーマンショック時≧東日本大震災時
千葉市:リーマンショック時≦東日本大震災時

東京都、埼玉県、千葉県で
「リーマンショック時のほうが成約単価の下落が大きかった(又は同等)」
地区は、以下の通り。

都心3区:リーマンショック時>東日本大震災時
城東地区:リーマンショック時>東日本大震災時
城南地区:リーマンショック時>東日本大震災時
城北地区:リーマンショック時>東日本大震災時
多摩地区:リーマンショック時≧東日本大震災時
さいたま市:リーマンショック時>東日本大震災時
中央地区:リーマンショック時>東日本大震災時
常磐地区:リーマンショック時≧東日本大震災時

「東日本大震災時のほうが成約単価の下落が大きかった(又は同等)」地区は、以下の通り。

西部地区:リーマンショック時≦東日本大震災時
東部地区:リーマンショック時≦東日本大震災時
総武地区:リーマンショック時<東日本大震災時
千葉市:リーマンショック時≦東日本大震災時

いずれも同程度だった地区は、以下の通り。

城西地区:リーマンショック時≒東日本大震災時


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