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参考になる間取り#33「ザ・パークハウス グラン 三番町」

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住まいの核は寝室に

1LDK/120.03m2

 間取りを観察するコツは、部屋の配置や間仕切りを見るだけでなく、
(略)
 パブリック空間はリビングダイニングのほとんどをソファ置き場に設定。大きく折り上げた天井がその証し。中央の特等席のポジションを明確に示す。理由は正面に皇居の緑を借景として望むからだ。壁面は波打った造作デザインを用い、ダウンライトで凹凸のある陰影を楽しむ工夫を施している。ダイニングスペースはキッチンカウンターの延長のような場所に追いやられ、一見高級マンションらしからぬように思えるが、背面にワインクーラーをビルトインし、シンクを奥にセッティングするなどして機能性と居心地の良さを高めた。
(略)ウォークインクローゼットとは別に、ストレージスペースを。ほぼ完成した全身コーディネートをチェック、バッグとの相性も確認できる鏡を壁に備え付けていた。ベッドルームの奥にDENを。扉はないがどちらからも視界に入らないことが分かる。テレビボードを設けても十分なスペースがあり、すっきりとリラックスできる空間に仕上がっている。必要最小限にセッティングされた扉は引き戸を多用。水回りからどこへ移動するにもストレスなく動き回ることができるだろう。
 開口部にも注目。眺めを楽しみたい部屋では(両袖)片引き窓を採用。住人が普段過ごすであろう位置の目線の先は面積の大きなフィックスガラスで借景を損ねないよう配慮している。

LDKにおける、機能とデザインの徹底

二人暮らしなら大きなダイニングテーブルは無駄が多いかも。来客時はソファスペースまで広く使えば事足りるだろう。そのように割り切ればイタリアモダンの特大ソファもゆとりを持って置ける。キッチン周りは設備を充実。コンパクトで機能的な空間に仕上がっている。

千代田区三番町。半蔵門線「半蔵門」駅から徒歩5分。内掘通りから一本入った落ち着いた街並みに位置する。上層からは皇居の緑を臨む。建物構造に免震を採用。敷地間口の長さをいかして植栽を設え、街区としての景観向上に努めた。総戸数148戸。売主は三菱地所レジデンス。設計は三菱地所設計、施工は大林組。2014年竣工。

著書「住み替え、リフォームの参考にしたいマンションの間取り(『都心に住む by SUUMO』 連載企画 【間取りに恋して】再編)」より転載

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