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PLAN(間取)

参考になる間取り#2「六本木ヒルズレジデンス」

更新日:

たのしい食卓

2LDK/184.09m2

「モデルルームで女性が一番時間をかけて見る所は?」マンションの販売員にこう聞けば、大概「キッチン」と答えが返ってくるだろう。理由は簡単。確認したいことが山ほどあるからだ。使い勝手に収納スペースのチェック、家電の置き場も気になれば、掃除や手入れが面倒なのも避けたい。最近では吊戸棚をなくして開放感を高めるタイプが人気。顧客の購買意欲につながりやすい場所だけに、つくり手側も常にトレンドを意識し、改良を心掛けている。
さて、上の図面は日本有数のタワーマンション『六本木ヒルズレジデンス』の角住戸、L1eタイプ。2つのベッドルームにはそれぞれ浴室を。トイレは3ヵ所。洗濯機などを収めたユーティリティコーナーも設けられ、世界基準の高級住宅とはこうだといわんばかりのハイスペックぶりだ。けれども、内覧で一番印象に残った場面は他でもないキッチン。10畳以上と広く、壁は一面ほぼ収納。最上級グレードを誇る「ガゲナウ」で統一された機器類に、作業しやすく設定された照明。そして、何よりインパクトのあったのが「眺め」。コンロの前に立つと、正面の窓に東京タワーがピタリと収まった。設計者はとっておきの特等席に、料理をつくる人を招待したのである。
ところでこのキッチン。あまり見ない配置であることにお気付きだろうか。通常コンロは壁か奥に設置する。ダイニングの前は大抵シンク。安全面や室内環境を考えてのことだろう。だがキッチンと食卓の一体化を望むなら、コンロはテーブルの近くに置きたい。調理のクライマックスを五感で楽しむ間取りはホームパーティが日常の外国人向け住宅では珍しくないスタイルだから。

資料提供:森ビル

住む人の視点で設えた居心地の良い住空間
別住戸では、壁の一部に小窓が。覗き込むと麻布の街並みがショーケースに入ったジオラマのよう。タイプ毎の異なる眺望を楽しむ仕掛けこそ、このタワーの真骨頂。バルコニーも要所にあって住む人の目線で設計されたのがよく分かる。超高層ながら自然と落ち着ける空間は独特の居心地。

<六本木ヒルズレジデンス>
港区六本木6丁目。東京メトロ「六本木」駅から徒歩5分。4棟構成、総戸数793戸。背後にそびえる丸みを帯びた「MORIタワー」とツインタワーの光景はいまや東京を代表する景観に。通常、壁でふさいでしまう制震装置はあえて目視できる状態にしている。設計はコンラン&パートナーズなど。2003年竣工。

著書「住み替え、リフォームの参考にしたいマンションの間取り(『都心に住む by SUUMO』 連載企画 【間取りに恋して】再編)」より転載

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