二極化の差がますます拡大する新築マンション市場。昨年来「人気物件」に焦点をあて「どんな物件がいくらで売れているのか？」を紹介してきた。これまで取り上げた数は7物件。
【人気物件シリーズ記事】
2019年ヒット商品①パークコート文京小石川 ザ タワー
2019年ヒット商品②プラウド恵比寿ヒルサイドガーデン
2019年ヒット商品③ザ・パークハウス編（渋谷・恵比寿・浅草・和光市）
2019年ヒット商品⑦プラウド日本橋久松町
第5弾、＜ヒット商品＞8物件目は「ザ・パークハウス 大井町ゼームス坂」。
「品川」駅2km圏
下の画像は地理院地図を用いて、現地を中心に1㎞ピッチの同心円を描いたもの。品川駅が2㎞圏、高輪ゲートウェイ駅や五反田駅が3㎞圏内である。「品川からひと駅」の利便も今後注目度は高まる一方だろう。
⑨ザ・パークハウス 大井町ゼームス坂 全26戸
HP公開日：2019/7/2
集客開始日：2019/9/14
完売日 登録完売：2020/1/19
申込契約完売：2020/1/31（予定）
総反響数：1,164件
総来場数：299人
顧客属性：平均30代中心
会社員6割、ライセンサー1割、無職その他3割
家族数：平均2名
分譲平均坪単価： ＠403万円
分譲価格（最低・最高）：4,798万円～9,888万円
（2020年1月撮影）
「北斜面」で見晴らしが良い
ゼームス坂はJR及び東急池上線の改札からすぐに「ゼームス坂上」からはじまり、国道15号線まで北進する坂道である。車道両側には、歩道が整備され、一戸建てやマンションの住宅街が広がっている。住むやすさを実感しやすい環境といえるだろう。
標高は坂上で15ｰ16m。現地は10-11m。国道は4mほど。以上のことから類推できるように、本来「向き」としては人気の出にくい「北側」が、眺望が抜け、明るい見晴らしが期待できる。工事の進捗も含め、タイミング良く、魅力が伝わりやすいスケジュールを組んだと推察する。