二極化が続く、いやその差がますます拡大する感もある新築マンション市場だが、昨年来「人気物件」に焦点をあて「どんな物件がいくらで売れているのか?」を紹介してきた。これまで取り上げた数は6物件。
【人気物件シリーズ記事】
2019年ヒット商品①パークコート文京小石川 ザ タワー
2019年ヒット商品②プラウド恵比寿ヒルサイドガーデン
2019年ヒット商品③ザ・パークハウス編
第4弾、<ヒット商品>7物件目は「プラウド日本橋久松町」。
東京駅2㎞圏内
日本橋アドレスの魅力、それはやはり「都心に近いロケーション」だろう。国土地理院地図で等距圏1㎞で加工したのが下図。現地は右上★印。東京駅八重洲中央口を中心として2㎞圏内に収まっている。
⑦「プラウド日本橋久松町」全35戸(非分譲5戸含む)
HP公開日:2019/7/26
集客開始日:2019/9/21
完売日:2019/12/13
総反響数:1,356件
総来場数:256件
顧客属性:契約者:会社員77% 医者7% その他16%
来場者:会社員71% 医者5% その他24%
分譲平均坪単価:4,581千円
分譲価格:5,399万円~1億1,749万円
集客開始から3か月を要さず
価格と販売スケジュールをまとめていて驚いたのは集客から完売までの短さ。なんと、3ヵ月とかかかっていない。「ザ・パークハウス浅草」の2か月には及ばないが単価や価格の違い(TPH浅草は@325万円弱で最高額住戸も7,598万円だったことを)踏まえると坪単価@450万円超のひとつの記録といえそうだ。
現地は、中央区立久松小学校の北側に位置する。日本橋アドレスは、場所によっては雑居ビルが立ち並ぶ印象の強い場所もあるが、「道路の幅員がしっかりとれ」「学校があることでオフィス街の印象も弱まり」「角立地」であることが好イメージを与えたのではないかと感じた。その第一印象を引き立たせた「アールの意匠を強調した外観」が重なった。竣工したら再訪してみたい。