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中古マンション 市況 東京都

東京都「東日本震災」時の下落幅

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地区別ワースト3

昨日に続き、今日は「東日本大震災時における東京都地区別中古マンション市況」を振り返る。データ抽出は2011年~2012年における「成約単価前年同月比」「在庫件数前年同月比」ワースト3。下表がそれである(データ出典:東日本不動産流通機構)。

2011-2012成約単価前年比在庫件数前年比
都心3区ワースト1-11.027.6
都心3区ワースト2-10.727.5
都心3区ワースト3-10.325.6
城東地区ワースト1-7.555.7
城東地区ワースト2-6.953.1
城東地区ワースト3-6.652.6
城南地区ワースト1-9.139.9
城南地区ワースト2-7.537.2
城南地区ワースト3-7.535.3
城西地区ワースト1-14.737.6
城西地区ワースト2-12.436.0
城西地区ワースト3-12.033.7
城北地区ワースト1-9.839.1
城北地区ワースト2-9.338.0
城北地区ワースト3-7.936.8
多摩地区ワースト1-9.132.8
多摩地区ワースト2-8.432.1
多摩地区ワースト3-7.030.5

相場に最も影響を受けた「城西地区」

単価下落の大きかった順に、

城西地区:-12~-15%
都心3区:-10~-11%
城南地区、城北地区:-7.5~-10%
多摩地区:-7~-9%
城東地区:-7%前後

在庫増加率は城東地区が最も高かった(50~55%増)

東京都地区別2011-2012データ
東京都地区別2011-2012データ

リーマンショック時との違い

リーマンショック時は、

都心3区:-18~-23%
城西地区:-14%前後
城南地区:-12~14%
城北地区:-11~-15%
城東地区:-12~14%
多摩地区:-7~-12%

なので、随分と「リスクの中身で影響度が異なる」といえる。

ちなみに、リーマンショック時と東日本大震災時の落ち込みを地区別で比べると

都心3区:リーマンショック時>東日本大震災時
城東地区:リーマンショック時<東日本大震災時
城南地区:リーマンショック時>東日本大震災時
城西地区:リーマンショック時≒東日本大震災時
城北地区:リーマンショック時>東日本大震災時
多摩地区:リーマンショック時≧東日本大震災時


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