PLAN(間取)

参考になる間取り#20「アーバンドッグ パークシティ豊洲」

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タワーの開放感、解は湾岸にあり

3LDK+2N+4WIC+SIC/180.39m2
3LDK+2N+4WIC+SIC/180.39m2

 近年すっかり様変わりした東京臨海部。再開発が進む街並みは歩道も広く、電信柱もない。美しい景観に交通インフラの整備も手伝い、いまや住み替えの有力候補地になった。
 湾岸エリアの住宅といえば、タワーマンションである。中央区佃を皮切りに豊洲、勝どき、東雲、晴海、有明と超高層化はこれからもますます拍車がかかるようだ。海と都心に挟まれたロケーションは他では得難い「眺めの良い暮らし」が現実のものとなる。
 上の間取りは「パークシティ豊洲」上層階に設けたプレミアムタイプ。大型商業施設を併設した同地区は三井不動産グループが総力を挙げて開発を手がけた。80年代以降、佃で築いた実績と経験をもとに、タワーでありながら通風にも優れた開放感のある住居空間を提案している。
 間口8m以上のワイドスパンに加え、奥行2mのバルコニー。(天井側に梁を置く)順梁アウトフレーム工法と可視性の高いバルコニー手すりの併用により、床続きの開放感を高め家具レイアウトがしやすい室内空間を実現。リビングダイニングの天井高も2.6mを確保。縦方向のゆとりも向上させた。いずれもタワーの既成概念を打ち破る試みともいえ「あるべき姿」を模索した進化の軌跡を見ることができる。
一方、クリアで大きな開口部は注意も必要。各戸の生活感が露わになりやすく、外観を損ねかねないからだ。
 2020年、世界のアスリートやメディアはこの地域にどのような印象を抱くだろう。地震大国の建物はやはり梁や柱が目立つと感じるか。それとも快適ながら、美観も保つよう秩序を守って暮らしていると伝えるのか。

ワイドスパンと奥行2mのバルコニー

コンセプトはアーバンリゾート。その象徴ともいうべきが奥行2mのバルコニー。海沿いの立地特性を最大限にいかすためのアイデアだ。超高層マンションで建物の周りをすべてバルコニーで取り囲む手法は、その後のタワープロジェクトに引き継がれていった。

江東区豊洲。東京メトロ有楽町線「豊洲」駅徒歩8分。地上52階建てをはじめとする3棟構成。総戸数は1481戸。隣接する商業施設とともに沿岸整備も施し、再開発による変貌ぶりを印象付けた1棟である。分譲当時、価格がそれまでの相場から上昇したことでも話題に。分譲は三井不動産レジデンシャルほか。2008年竣工。

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