地区別ワースト3
昨日に続き、今日は「東日本大震災時における神奈川県地区別中古マンション市況」を振り返る。下表は2011年~2012年における「成約単価前年同月比」「在庫件数前年同月比」ワースト3(データ出典:東日本不動産流通機構)。
2011-2012 | 成約単価前年比 | 在庫件数前年比 |
横浜市ワースト1 | -7.7 | 32.6 |
横浜市ワースト2 | -7.1 | 31.1 |
横浜市ワースト3 | -5.6 | 30.5 |
川崎市ワースト1 | -10.6 | 47.3 |
川崎市ワースト2 | -7.8 | 44.5 |
川崎市ワースト3 | -6.3 | 43.7 |
相模原市ワースト1 | -24.2 | 18.9 |
相模原市ワースト2 | -15.5 | 15.6 |
相模原市ワースト3 | -7.7 | 15.0 |
県央地区ワースト1 | -21.6 | 13.8 |
県央地区ワースト2 | -20.3 | 13.3 |
県央地区ワースト3 | -16.1 | 12.8 |
湘南地区ワースト1 | -11.8 | 30.5 |
湘南地区ワースト2 | -8.8 | 28.8 |
湘南地区ワースト3 | -7.7 | 28.5 |
相場に最も影響を受けた「相模原市」
単価下落の大きかった順に、
相模原市:-8~-24%
県央地区:-16~-22%
湘南地区:-8~-12%
川崎市:-6~11%
横浜市:-6~-8%
在庫増加率は川崎市が最も高かった(44~47%増)。

リーマンショック時との違い
リーマンショック時は、
湘南地区:-10~-19%
相模原市:-6~-16%
県央地区:-13~-15%
川崎市:-11~-13%
横浜市:-8%前後
ちなみに、リーマンショック時と東日本大震災時の落ち込みを地区別で比べると
横浜市:リーマンショック時≧東日本大震災時
川崎市:リーマンショック時>東日本大震災時
相模原市:リーマンショック時≦東日本大震災時
県央地区:リーマンショック時<東日本大震災時
湘南地区:リーマンショック時≧東日本大震災時
東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県で
「リーマンショック時のほうが成約単価の下落が大きかった(又は同等)」
地区は、以下の通り。
都心3区:リーマンショック時>東日本大震災時
城東地区:リーマンショック時>東日本大震災時
城南地区:リーマンショック時>東日本大震災時
城北地区:リーマンショック時>東日本大震災時
多摩地区:リーマンショック時≧東日本大震災時
さいたま市:リーマンショック時>東日本大震災時
中央地区:リーマンショック時>東日本大震災時
常磐地区:リーマンショック時≧東日本大震災時
横浜市:リーマンショック時≧東日本大震災時
川崎市:リーマンショック時>東日本大震災時
湘南地区:リーマンショック時≧東日本大震災時
「東日本大震災時のほうが成約単価の下落が大きかった(又は同等)」地区は、以下の通り。
西部地区:リーマンショック時≦東日本大震災時
東部地区:リーマンショック時≦東日本大震災時
総武地区:リーマンショック時<東日本大震災時
千葉市:リーマンショック時≦東日本大震災時
相模原市:リーマンショック時≦東日本大震災時
県央地区:リーマンショック時<東日本大震災時
いずれも同程度だった地区は、以下の通り。
城西地区:リーマンショック時≒東日本大震災時