地区別ワースト3
昨日に続き、今日は「東日本大震災時における埼玉県地区別中古マンション市況」を振り返る。下表は2011年~2012年における「成約単価前年同月比」「在庫件数前年同月比」ワースト3(データ出典:東日本不動産流通機構)。
2011-2012 | 成約単価前年比 | 在庫件数前年比 |
さいたま市ワースト1 | -16.5 | 54.3 |
さいたま市ワースト2 | -15.8 | 49.8 |
さいたま市ワースト3 | -12.2 | 46.2 |
中央地区ワースト1 | -12.3 | 45.5 |
中央地区ワースト2 | -12.1 | 44.0 |
中央地区ワースト3 | -10.2 | 43.9 |
西部地区ワースト1 | -16.2 | 23.5 |
西部地区ワースト2 | -12.3 | 22.1 |
西部地区ワースト3 | -9.5 | 20.1 |
東部地区ワースト1 | -23.9 | 46.9 |
東部地区ワースト2 | -15.0 | 45.6 |
東部地区ワースト3 | -12.7 | 43.3 |
相場に最も影響を受けた「東部地区」
単価下落の大きかった順に、
東部地区:-13~-24%
さいたま市:-12~-17%
西部地区:-10~-16%
中央地区:-10~-12%
在庫増加率は、西部地区を除き、軒並み40~50%台の高い伸びを示した。
リーマンショック時との違い
リーマンショック時は、
さいたま市:-17~-20%
東部地区:-14~-18%
中央地区:-13~-15%
西部地区:-12~-14%
ちなみに、リーマンショック時と東日本大震災時の落ち込みを地区別で比べると
さいたま市:リーマンショック時>東日本大震災時
中央地区:リーマンショック時>東日本大震災時
西部地区:リーマンショック時≦東日本大震災時
東部地区:リーマンショック時≦東日本大震災時
参考サイト:東京都「東日本震災」時の下落幅