さいたま市中古マンション築年数（2020年2月度）

更新日：03/04/2020

前回まで、首都圏全体、1都3県、さらにエリアを絞った東京都における中古マンションのステータス別（成約・新規登録・在庫）築年数の推移を確認した。今回は、さいたま市の築年数をみてみよう。

上掲のグラフは、東日本不動産流通機構発表「中古マンションレポート」のなかのさいたま市における「成約、新規登録、在庫」の築年数推移である。

2008年1月以降、各折れ線グラフは増減を繰り返しながらも右肩上がりを継続し、成約と新規登録・在庫はその差が拡大しつつあるようだ。 12年1ヵ月を経て、それぞれの数値の違いをまとめてみる。

さいたま市の成約物件の築年数は、2008年1月「16.05年」だったが、2020年2月では「18.61年」になった。12年1か月で、約2.6年加算された。埼玉県は約6.2年だったので、埼玉県に比べ加算ペースがかなり穏やかである。

さいたま市の新規登録物件の築年数は、2008年1月「16.49年」だったが、2020年2月では「25.22年」になった。12年1か月で、約8.7年加算された。埼玉県は約9.0年だったので、埼玉県に比べ加算ペースがやや穏やかである。

さいたま市の在庫物件の築年数は、2008年1月「17.07年」だったが、2020年2月では「24.96年」になった。12年1ヵ月で、約7.9年加算された。埼玉県は約8.5年だったので、埼玉県に比べ加算ペースが穏やかである。

成約物件と新規登録物件の築年数の差は、2008年1月「約0.4年」だったが、2020年2月では「約6.6年」に拡大した。12年1か月で、約6.2年も加算された。

成約物件と在庫物件の築年数の差は、2008年1月「約1.0年」だったが、2020年2月では「約6.4年」に拡大した。12年1か月で、約5.4年も加算された。

成約と新規登録、および成約と在庫の築年数は拡大傾向にあるようだ。

次回は、埼玉県中央地区のデータを抽出し、傾向の違いを確認してみる。

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