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23区人口増減と地価公示変動率ランキング

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人口増トップ3は都心3区

東京都統計にて、2019年人口が10年前とくらべてどれだけ増減したかを23区別に調べてみた。増えた順に並べたのが以下のランキングである(15位までを表示)。

1.中央区 46.79%
2.千代田区 38.16%
3.港区 29.45%
4.新宿区 23.17%
5.台東区 20.63%
6.豊島区 18.91%
7.江東区 18.70%
8.文京区 17.87%
9.荒川区 17.24%
10.渋谷区 15.66%
11.墨田区 15.40%
12.品川区 14.27%
13.中野区 10.55%
14.目黒区 10.48%
15.北区 10.27%

上位3位は、都心3区(千代田区、中央区、港区)が占めた。

人口変化と地価公示価格との相関をみる

では次に、先週発表された「2020年地価公示価格」の「住宅地の変動率」を加えたものが下のグラフである。人口が増えた順に左から並んでいる。5年分の変動率(地価公示・住宅地)が棒グラフで示されている。

地価公示変動率と人口増減の相関
地価公示変動率と人口増減の相関

ここ数年は下町が上位に

2016年上位5区(%)
中央区 9.7
千代田区 9.4
目黒区 6.9
港区 6.3
品川区 4.3

2017年上位5区(%)
千代田区 7.5
中央区 6.2
港区 5.2
目黒区 4.5
文京区 4.1

2018年上位5区(%)
荒川区 6.1
北区 5.6
文京区 5.5
品川区 5.5
港区 5.3

2019年上位5区(%)
荒川区 8.6
台東区 7.2
北区 7.1
豊島区 7
文京区 7

2020年上位5区(%)
荒川区 8.8
豊島区 7.5
文京区 7.3
北区 7.1
新宿区 6.9

荒川区が3年連続でトップ。人口増加順では9位だが、世帯数の増減で見ると、港区同様、20%台の高い増加率を示している。ちなみに世帯数では以下のような順位(20%超のみ表示)となり、下町の上位ランクインとリンクしているのが(人口変動よりも)わかる。

1.中央区 44.29%
2.千代田区 41.79%
3.台東区 31.35%
4.新宿区 30.75%
5.港区 28.72%
6.豊島区 26.05%
7.荒川区 25.56%
8.墨田区 24.50%
9.江東区 23.75%
10.文京区 20.10%

参考サイト:リーマンショックと3.11、当時マンション市況はどのように変化をしたのか


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