2011年、市場規模が縮小
2011年、流通量は順調にスタート。1月、成約件数前年比+14.0%、2月同じく+21.3%。3月11日東日本大震災が起こり、以降はマイナス30%程度の月が数か月続いた。プラスに転じたのは12月で+0.9%の微増だった。
在庫は増え、単価は下落。2つの月を除き、バブルは第二象限に収まっている。

(「東日本不動産流通機構」発表データを元にPRエージェンシーが作成)
2012年、活況には遠く
バブルの色は、前年比増の青(プラス)が多いが、大きく落ち込んだ後の「若干のリバウンド」といったところか。単価はひとケタマイナスで踏ん張っている。

(「東日本不動産流通機構」発表データを元にPRエージェンシーが作成)
2012年は活況とまでいかないものの、そこまで悪かった記憶がない。が、こうして中古マンション市場を改めてデータで確認すると、立ち直りにはほど遠い印象を受ける。震災以降、安心・安全を求めマンション需要は高まったとの印象があったが、「新築のプライオリティ」がそれらを引き寄せたというであり、中古マンションには全体として変化が見えずらかったのかもしれない。
そして、2012年11月に野田内閣が解散。12月自民が与党に返り咲く。2013年はアベノミクスがはじまった年になる。